酸化防止剤無添加 キャンベル・アーリー・赤を飲んでみた|甘酸っぱく果実感たっぷりの北海道ワイン
最近、酸化防止剤無添加の日本ワインを見つけると、いろいろ試しています。今回飲んでみたのは、北海道産ぶどうを100%使用した「酸化防止剤無添加 キャンベル・アーリー・赤」。
これまでにも酸化防止剤無添加の赤ワインを何本か飲んできましたが、これはかなり特徴的でした。色が一般的な赤ワインよりも薄く、香りもどこか違う。そして飲んでみると、とにかく果実感がすごい一本でした。
今回は、そんな「酸化防止剤無添加 キャンベル・アーリー・赤」を実際に飲んでみた感想と、キャンベル・アーリーというぶどう品種について紹介します。
酸化防止剤無添加 キャンベル・アーリー・赤とは?
北海道亀田郡七飯町にある「はこだてわいん」が製造する日本ワインです。ラベルを見ると、使われているのは北海道産のキャンベル・アーリー100%。酸化防止剤を使用せずに造られています。

商品情報をまとめると、次のようになります。
・品目:果実酒(日本ワイン)
・原材料:ぶどう(日本産)
・ぶどう:北海道産キャンベル・アーリー100%
・甘辛度:やや甘口
・酸味度:ほどよい酸味
・味のタイプ:ライトボディ
・アルコール分:12%
・内容量:720ml
・飲み頃温度:15〜18℃
・酸化防止剤:無添加
・製造者:株式会社はこだてわいん
海外産のぶどう果汁などを使った国内製造ワインではなく、日本で収穫されたぶどうを使った「日本ワイン」です。
キャンベル・アーリーってどんなぶどう?
キャンベル・アーリーは、アメリカで生まれた黒ぶどう品種です。日本でも栽培されていて、生食用だけでなくワインやジュースにも使われています。赤い果実を思わせる華やかな香りや、フルーティーな味わいを楽しめるのが特徴で、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使った濃厚な赤ワインとはかなり違った印象。「赤ワイン=濃くて渋い」というイメージを持っていると、少し驚くかもしれません。
実際に飲んでみた|まず色が薄くてびっくり

グラスに注いで最初に気になったのが、ワインの色です。一般的な赤ワインは濃い赤紫色をイメージしますが、こちらは比較的明るく透明感のある赤色で、グラスの中が透けて見えるほど。香りも、濃厚で重たい赤ワインというより、果実そのものを思わせるような印象でした。見た目・香りの段階から「いつもの赤ワインとはちょっと違いそう」と感じ、実際に飲んでみるとその印象はさらに強くなりました。
とにかく果実感がすごい!
一口飲んで一番印象に残ったのが、果実感の強さです。ぶどうの果実感がかなり前面に出ていて、「赤ワインを飲んでいる」というより、まず最初に果実そのものを感じるような味わいでした。もちろんジュースとは違いアルコール分は12%ありますが、渋味や樽の風味を楽しむタイプの赤ワインとはかなり方向性が違います。個人的には、この果実感がキャンベル・アーリーの面白さだと感じました。
甘い!でも酸味もしっかり強い
裏ラベルの甘辛度は「やや甘口」、酸味度は「ほどよい酸味」とされていますが、実際に飲んでみると、甘さだけでなく酸味もかなりしっかり感じました。甘さと酸味、そして果実感の3つがほぼ同時にやってくるような印象で、「甘口だからまろやかで飲みやすい」というより、甘さと酸味の両方がはっきりした個性的な味わいです。
何度か飲んでいるうちに、個人的にはラズベリーのような甘酸っぱさに近いと感じるようになりました。もちろん実際にラズベリーが使われているわけではなく、あくまで私が飲んで感じた印象ですが、ベリー系の果実をギュッと凝縮したような味わいで、記憶に残る一本でした。
渋味や重さを楽しむ赤ワインとはかなり違う
味のタイプは「ライトボディ」。確かに、濃厚な赤ワインのような重さは感じません。カベルネ・ソーヴィニヨンなどにあるようなタンニンの渋味や重厚感を期待して飲むと、「思っていた赤ワインと違う」となる可能性があります。このワインの主役は渋味ではなく果実感で、そこに甘さとしっかりした酸味が加わっています。同じ「赤ワイン」でもこんなに違うんだな、と面白く感じました。
好き嫌いは分かれそう
かなり個性のある味なので、正直なところ好みは分かれそうです。一般的な赤ワインのような渋味やコクを求める方には、少し方向性が違うかもしれません。
反対に、
- フルーティーなワインが好き
- ベリー系の甘酸っぱい味が好き
- 渋味の強い赤ワインが苦手
- 甘口寄りのワインが好き
- いつもとは違う日本ワインを飲んでみたい
という方なら、一度試してみると面白いと思います。特に「赤ワインは渋くて苦手」という方にとっては、一般的な赤ワインとは違った選択肢になりそうです。ただし酸味もしっかり感じるので、「甘くて酸味の少ないワイン」を探している方には少し違うかもしれません。
酸化防止剤無添加なのも選んだポイント
一般的なワインでは、品質を安定させたり酸化を防いだりする目的で、酸化防止剤(亜硫酸塩)が使用されることがあります。亜硫酸塩入りのワインが危険というわけではありませんが、最近は日本ワインを選ぶなら酸化防止剤無添加の商品もいろいろ試してみたいと思っています。今回のワインは「北海道産ぶどう100%」「キャンベル・アーリー100%」「酸化防止剤無添加」という、気になる要素がそろった一本でした。
ブラッククイーンやコンコードとも全然違う
最近は、信州産ブラッククイーンを100%使用した赤ワインや、信州産コンコードを使用したワインも飲みましたが、ぶどう品種が変わると印象もかなり変わります。中でも今回のキャンベル・アーリーは、果実感と甘酸っぱさがとても印象的。同じ酸化防止剤無添加の日本ワインでも「ぶどうが違うだけでこんなに味が変わるんだ」と飲み比べる楽しさがあります。これからも違う品種を見つけたら試してみたいと思います。
まとめ|甘さ・酸味・果実感がはっきりした個性的な日本ワイン
「酸化防止剤無添加 キャンベル・アーリー・赤」は、北海道産キャンベル・アーリーを100%使用した日本ワインです。一般的な赤ワインより色は淡く、香りも少し違い、飲んでみるとしっかり甘いのに酸味も強い。個人的にはラズベリーのようなベリー系の甘酸っぱさを感じました。
濃厚で渋味の強い赤ワインとはかなり違うので好みは分かれそうですが、逆にそこが面白いところ。「普通の赤ワインとは違う、果実感の強い日本ワインを飲んでみたい」という方なら、一度試してみてもよさそうです。ブラッククイーンやコンコードとはまた違った味わいで、酸化防止剤無添加の日本ワインはぶどう品種によって想像以上に違いがあって面白いです。
